【基礎知識】アスベスト(石綿)とは?
《 2024年5月23日 》
アスベスト(石綿)に関する基礎知識の第1回目として、今回は「アスベスト(石綿)とは何か」についてを簡単に解説します。

定義と呼称
アスベスト(石綿)は天然に産する繊維状けい塩鉱物で、通称「せきめん」や「いしわた」と呼ばれます。
使用と危険性
繊維が極めて細いため、研磨機や切断機の使用や吹付け石綿の除去作業時に飛散し、人が吸入する危険があります。
規制の歴史
- 昭和50年:ビルなどの建築工事での石綿の吹き付け使用が原則禁止されました。
- 使用されていた分野:スレート材、ブレーキライニング・パッド、防音材、断熱材、保温材など。
- 現在:石綿の製造や一部使用が原則として禁止されています。
法的規制
- 石綿の危険性は物質自体ではなく、飛散して吸い込むことにあります。
- 関連法律:労働安全衛生法、大気汚染防止法、廃棄物の処理及び清掃に関する法律などで、飛散防止や予防措置が定められています。
規制の歴史や法律については、今後の記事で詳しく解説していく予定ですので、ぜひご一読ください。今後ともよろしくお願いいたします。
参考資料:厚生労働省「アスベスト(石綿)情報」http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/sekimen/index.html




