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薄い層もきっちり分けて分析しています【本日の分析】

《 2024年9月20日 》

本日分析した検体をご紹介いたします。

今回は木造家屋の外壁に使用されていた外壁です。層別分析のオプションがついていた為、建材を横から見た断面の写真を撮影しています。

断面写真を見ると、外壁が様々な層で構成されている様子が観察できました。
まずは通常の分析を行い、アスベストの有無を確認します。
建材を粉砕・灰化・酸処理(前処理)して分析に適したフィルターの状態にし、顕微鏡で観察します。

フィルターからアスベストの一種であるクリソタイルを検出しました。

今回はアスベストの含有があった場合は層別分析の依頼となっておりましたので、まずは建材をそれぞれの層に分別します。

一番上から1層目の灰色、2層目の白、3層目の白、4層目の灰色と分けて最後実際の建材(現物)より分析を行いました。

塗材の場合は下塗り材や主材、上塗り材のどの場所にアスベストが入っているか実際に分析してみないとわからないのでしっかりと層毎にプレパラート(顕微鏡で分析できるように処理をした物)を作成する必要があります。
また、この建材をこのまま砕いて細かくしただけでは有機物の混入や塗材によってアスベスト繊維を発見する事が難しい場合がありますので、ライター等で炙り有機物を燃やして鉱物繊維であるアスベスト繊維を発見しやすいようにする処理等をしっかりと行います。

現物からもクリソタイルを発見することができました。
3層目の白い部分からの検出でしたが、濃度が薄い印象のうえ、一部分の層でのみ検出されたので、推定含有率は『0.1~5%』です。
【分析担当:杉田・渡部】

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