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大平板って!?建材の知識と分析結果【本日の分析】

《 2024年9月30日 》

本日分析した検体をご紹介いたします。

倉庫の外壁に使用されていたのは大平板。
大平板(おおひらばん)とはセメント系のスレート板の一種で、石綿セメント板の平板を指します。
耐火・防湿・絶縁性に優れており強度が高いので、冷却水を使う場所の壁や天井材、軽量の防火建材など広い用途で内装・外装に使用されていました。

スレート系の建材にはアスベストが含有している事が多々あり、今回依頼頂いた大平板も割ってみると肉眼でクリソタイルの繊維を目視する事ができました。
(クリソタイルは実際に見ると白く、ピンセット等で触るとふわふわしている綿のような繊維に見える事が多いです)

目視でも観察できたことから今回は前処理を行わずに分析しています。

前処理を行わない場合、アスベスト以外の建材の成分が残ったままのため顕微鏡で見たときに不純物が多く見えてしまうことがあります。

ですが今回はアスベスト自体の含有も多かったことから、そのままの状態でも十分に分析することが出来ました。今回の推定含有率『5~50%』となります。

また今回は層別分析の依頼ではありませんでしたが、前面に塗っている白い塗材についても分析し、そちらにはアスベストの含有が無かった事を確認しております。
【分析担当:工藤・渡部】

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