工作物。こういう所にアスベストが入っていることがあります【本日の分析】
《 2024年11月19日 》
本日分析した検体をご紹介いたします。
工場には様々な機械や装置がひしめいていますが、それぞれの機械であったり、工場全体にも様々な断熱材が使われています。
今回の建材は送風装置に使用されていた断熱材でした。

今回のような建材は鉱物の細い繊維が絡まって綿のような状態になっている建材で、グラスウールやロックウールなどの種類があります。
では、いつものようにこちらを粉砕・灰化・酸処理(前処理)して分析に適したフィルターの状態にします。


建材にアスベストの含有は確認されませんでした。
ですが『石綿含有吹付ロックウール』などのように、アスベストがセメントなどと共に混ぜられて使用されていた過去があるため注意が必要です。
なお繊維状ということで一見紛らわしいように思えますが、アスベストとこういった建材は全く性質が異なるので分析の際に混同されることはまずありません。
令和8年1月1日から施工の工作物の解体等には有資格者による事前調査が必要となります。今まで対象外となっていた設備等の事前調査・分析の必要が出てきますので見逃しなどが出ないよう注意する必要があります【分析担当:井出・渡部】
※「工作物」とは、建築物以外のものであって、土地、建築物又は工作物に設置されているもの又は設置されていたものの全てをいい、例えば、煙突、サイロ、鉄骨架構、上下水道管等の地下埋設物、化学プラント等、建築物内に設置されたボイラー、非常用発電設備、エレベーター、エスカレーター等又は製造若しくは発電等に関連する反応槽、貯蔵設備、発電設備、焼却設備等及びこれらの間を接続する配管等の設備等があります。なお、建築物内に設置されたエレベーターについては、かご等は工作物ですが、昇降路の壁面は建築物です。
(令和2年10月28日付け基発1028第1号「石綿障害予防規則の解説について」より引用)
【分析結果:非含有】

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