伝統的内装 聚楽壁(じゅらくへき)にてアスベストありけり【本日の分析】
《 2025年1月14日 》
本日分析した検体をご紹介いたします。
こちらは木造平屋建の和室に使用されていた聚楽壁(じゅらくへき)になります。聚楽壁は古くから和風建築において茶室や歴史的建造物などに使われてきた伝統的な土壁です。

こちらを粉砕・灰化・酸処理(前処理)して分析に適したフィルターの状態にします。



今回はクリソタイルが検出されました。
全体として濃度が薄い印象でしたので、推定含有率は『0.1~5%』です。
今回の聚楽壁をはじめ、大津壁や砂壁、京壁等の土壁は、土や砂がメインに見えるのでアスベストは含まれていないと思いがちですが、これらの建材にも下地調整材に耐久性向上のためにアスベストが含まれていたり使用されている珪藻土に不純物としてアスベストが含まれている場合があります。
このように、アスベストは危険性を除けばあまりにも万能なためどこにでも使用されている可能性があります。
基本的には見た目で判断する事は難しい事や、見なしでアスベスト含有無しと判断する事は出来ないので、書面調査でアスベストを使用していない事が判断できない場合は分析する必要があります。
【分析担当:杉田・渡部】

他にも色々、アスベストに関するお困りごとはありませんでしょうか?

他にも、こんなサービスがベスターには揃っています!

最短当日!早くて便利なアスベスト分析をモットーに、皆さまのアスベストに関するお悩み、ご相談など受け付けております。
ぜひ気軽に、ベスターまでお問い合わせください!




