偽者にご用心!アスベスト…!?と見間違える繊維③【本日の分析】
《 2025年2月6日 》
本日分析した検体をご紹介いたします。
今回紹介させて頂く検体は建物内装の配管に使用されていた、トミジ管になります。
トミジ管は耐火二層管とも呼ばれ、塩ビ管の周りに耐火対策のために繊維混入セメントモルタルを被膜している管です。排水管が燃えやすい材質だと、排水管が燃え落ちて、配管が通っていたスラブに穴が空き、その穴から火が入り込んで、火災が広がってしまいます。よって、耐火二層管は建物の貫通部に使用されていることが多いです。

こちらを粉砕・灰化・酸処理(前処理)して分析に適したフィルターの状態にします。



今回アスベストのクリソタイル繊維に似ているセピオライトが検出されました。
セピオライトはクリソタイルの代替物として使用されていることが多いです。
セピオライトは顕微鏡で見た際にクリソタイルに繊維の形状がよく似ているので間違えやすく、分析者の力量が問われます。
弊社では分析ミスを防ぐため、二人以上で分析していることに加え、SEMやXRD等の機器で確認しておりますのでご安心ください!
【分析担当:杉田・渡部】
【分析結果:非含有】

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