吸音板のアスベストの見分け方【本日の分析】
《 2025年4月8日 》
本日の検体は岩綿吸音板です。
岩綿吸音板は岩綿(ロックウール)で作られたボードです。繊維の間に空気がたくさん含まれているので、騒音に強い上に優れた断熱効果を持っています。学校の音楽室、映画館のホール等で天井や、壁等の裏によく使用されています。今回の検体も2層目に岩綿吸音板が使用されていました。

こちらを粉砕・灰化・酸処理(前処理)して分析に適したフィルターの状態にします


今回、上の様な形状のアスベスト(クリソタイル)が検出されました。
推定含有率は『0.1~5%』です。
ロックウール建材の中にクリソタイルが含有している時、クリソタイルの形状は繊維状に見えづらい時が多いので分析には慣れが必要です。具体的にいいますと密集している形状のクリソタイルが多いです。判断するためには繊維の先っぽをみます。よく見るとばらけて繊維っぽく見えます。さらに今回写真には載せていませんが分散染色等で色の変化を確認したのちクリソタイルと判断いたしました。
弊社では岩綿吸音板を始め、様々な建材に含有しているアスベストを分析しています。
もし、建材の分析にお困りの際は株式会社ベスターまでよろしくお願いいたします。
【分析担当:渡部、杉田】
【分析結果:含有】
クリソタイル(5~50%)

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