保温材から線?? 水練り保温材に注意を!!【本日の分析】
《 2025年5月15日 》

本日の検体は、水練り保温材です。
水練り保温材はレベル2の建材で、現場で水と保温材を練って作られ、ボイラー等の配管に使用されています。他の保温材よりも不定形で複雑な場所にも対応できるため、表面の保護や仕上げ用として多く用いられてきました。

実体顕微鏡で検体を観察したところ細かい灰色のスポンジのような箇所と白い直線状の繊維が見つかりました。
それらの箇所を偏光顕微鏡で分析を行ったところ、アモサイトに加えアクチノライトが検出されました。


アモサイト


アクチノライト
アモサイトとアクチノライトの推定質量分率は共に5.0%~50%としました。今回の検体のように水練り保温材には高濃度でアスベストが含有していることもあります。さらにアモサイトやアクチノライト等の角閃石系のアスベストはクリソタイル(蛇紋石群)に比べて危険性が高いです。今後もレベル1や2の建材を扱う際は安全のため飛散対策をしっかりして分析したいと思います。
これからも頂いた検体を迅速かつ丁寧に分析してまいりますので検体がある際は是非、ベスターまでよろしくお願いいたします。
【分析担当:杉田・井出】
【分析結果:含有】
アモサイト及びアクチノライト 共に5-50%

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