ルーフィングに潜むレアアスベスト【本日の分析】
《 2025年6月24日 》
店舗の解体工事に伴い、アスベスト検査を承りました。

複数個所の建材について依頼を受けましたが、屋根の下地ルーフィングからのみアスベストが検出されました。
今回の建材に含有していたアスベストはアクチノライトと呼ばれる繊維で、
材料として利用されていることが比較的珍しいものとなります。


商業利用されてきたアスベストの90%以上がクリソタイルであり、次いでアモサイト、クロシドライトの順に検出率は高くなります。
実際にアクチノライトとしてそのものが商業利用されていたことはなく、自然由来で材料に混在しているものが検査にて検出される場合がほとんどです。
しかしながら、アクチノライトは他のアスベストと比較して繊維が細かいため、実際に吸引した場合は肺まで到達する確率がより高く、危険なものとなります。
そんな珍種のアクチノライトですが、短い針状の形状をしており、屈折率1.640の浸液を使用した場合、青(⊥)から赤紫(∦)へと分散色が変化します。


今回の検査で検出した繊維からもそうしたアクチノライト様の形状及び挙動が確認され、無事に同定したわけですが、そもそもが小さな繊維であるために発見が容易ではなく、入念な観察が必要です。
弊社ではアスベスト分析のプロフェッショナルがダブルチェックで分析しているため、こうした繊維を逃しません。
アスベスト分析はぜひベスターへ!
【分析担当:加藤・二村】
【分析結果:含有】
アクチノライト 0.1~5%

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