内壁からスレート。疑わしきは分析せよ【本日の分析】
《 2025年3月4日 》
本日ご紹介する検体は、内壁で使用されていたスレート板です。
スレート板とは、セメントと繊維を混合し、成形した製品です(以前の記事も参照)
スレートに使用されているセメントはひび割れやすい欠点があるので、この欠点を補うため繊維素材を混ぜることが主流となっております。繊維素材として、耐火性や耐久性を上げるためにアスベストが使用されていた時期がありました。

今回は現物からすぐにクリソタイルが検出されました。



今回は多く見つかったことから、推定含有率は5~50%としました。
通常スレートは軒天や屋根材に使用されることが多いのですが、今回は事務所建物の内壁から採取されました。今回のように、内壁に使用されているケースはまれにあります。古いスレートはアスベストが検出されることが多いので、内装工事の際に怪しいスレートが出てきた場合は分析機関に依頼することを推奨します。
【分析担当:加藤、中林】
【分析結果:含有】
クリソタイル(5~50%)

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