壁と床の狭間に在るもの、君の名は!?【本日の分析】
《 2025年3月13日 》
今回紹介させて頂く検体は巾木(はばき)になります。
以前のブログにて紹介させていただきましたが、巾木とは、壁と床の接合部に設置される部材で、壁と床の間に生じる隙間を隠したり、壁面を保護したりする役割があります。
ちなみに下の写真、青で囲った部位は弊社事務室の巾木になります。

巾木の説明が終わった所で今回の検体の表面写真になります。
本検体には巾木本体と後ろの壁に使用されていたと思われるクロス石膏ボードのクロスと紙部分、そして巾木とクロス石膏ボードをくっつける為に使用されていた接着剤が確認されました。

こちらを粉砕・灰化・酸処理(前処理)して分析に適したフィルターの状態にします。



フィルター上から、アスベスト(クリソタイル)様の繊維が見つかったので、検体の表面側から順に層別分析を行ったところ、接着剤からクリソタイルが見つかりました。
推定含有率は少なかったので『0.1~5%』です。クリソタイルは接着剤に入れると下地と対象物の接着力が増すため使用されてきたそうです。今回分析を行った巾木以外にも、様々な場面で建築用の接着剤は使用されています。
弊社では今回の検体のような裏に接着剤がついているような検体を分析する際は表面部分だけでなく、裏の接着剤も分けて分析を行っています。
巾木を分析に出される際には是非、株式会社ベスターをご利用下さい。
【分析担当:工藤、井出】
【分析結果:含有】
クリソタイル(0.1~5%)

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