今回はレアケース!石膏の中から…【本日の分析】
《 2025年3月12日 》
本日分析した検体は、木造二階建て一般家屋の内壁に使用されていた石膏ボードです。

今回、検査依頼を受けた内壁はクロス、石膏ボード(紙、石膏)の3層で構成されていました。
現物確認の段階でクリソタイルが確認されましたが、今回はなんと最下層の石膏部からのみ検出されました。



前回の記事にて、石膏ボードの場合、通常は紙の部分にアスベストが含有している場合が多いのですが、今回は石膏部分からの検出ということで、大変珍しい例となりました。
石膏ボード内には様々な繊維や結晶が混在しており、顕微鏡観察には苦労することの多い建材ですが、今回はアスベスト繊維がよりあわさったような形で練りこまれており、検査前の実態顕微鏡での観察段階にて比較的楽にアスベストを発見することができました。

2006年以降利用されることはなくなりましたが、それ以前の建築物では、アスベストはあらゆる建材に、あらゆる方向から使用されてきました。後の健康被害につながる可能性から、処分の際には検査が義務づけられています。調査・採取・分析とアスベストのことならすべてベスターにお問い合わせください。
【分析担当:中林・大島】
【分析結果:含有】
クリソタイル(0.1~5%)

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