モルタルwithクリソタイル
《 2025年7月10日 》
モルタルとは、セメントに砂と水を混ぜて煉り合せた材料で、ベスターに分析依頼をいただくことがとても多い建材のひとつです。
モルタル外壁のように単体で依頼されることももちろんありますが、壁材の下地としてくっついてくるようなケースもございます。


モルタル建材から検出されるアスベストはクリソタイルが圧倒的に多いです。
そしてモルタルで検出されるクリソタイルには結晶状のものと繊維状のものの2つのパターンがあります。
結晶状のクリソタイルは実体顕微鏡で


のように観察できます(右は偏光顕微鏡)。
繊維状のクリソタイルはモルタルの粉砕処理をしてから実体顕微鏡で観察すると


のように見えます(右は偏光顕微鏡)。
どちらも同じクリソタイルではありますが、色、形にかなりの違いがあることから、分析者はどちらのクリソタイルもしっかりと見極める技術が必要になります。
特に繊維状で混ぜられているものについてはかなり微細であるため、表面観察だけではなく粉砕処理をしてモルタル全体を実体顕微鏡でしっかり観察、仮同定をする必要があります。
ベスターの分析員は日々訓練を重ね、見逃しのない分析を心がけておりますのでご安心ください!
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