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昔からあるこんな壁にもアスベストがいることも…【本日の分析】

《 2024年10月15日 》

本日分析した検体をご紹介いたします。

今回は木造家屋の外壁に使用されていた内壁です。汚れが目立ちにくく、和室などに使用されている壁材で、繊維壁と言われています。

伝統的な和室の壁に使用されている繊維壁、土壁、砂壁等にもアスベストが含有している場合があります。使われている化粧用仕上げ材などにアスベストが含有している場合もあれば、下地のモルタルにアスベストが含有している場合もあります。

こちらを粉砕・灰化・酸処理(前処理)して分析に適したフィルターの状態にします。繊維壁の場合は有機繊維質(セルロース等)等が多いので酸処理や灰化処理を行い不純物を出来るだけ取り除く事が重要です。

今回の建材は、下地となっているモルタル層に耐久性や耐火性を上げるためにアスベストを少量混入していたと思われます。
全体的にかなり濃度が薄い印象でしたので、推定含有率は『0.1~5%』です。

現場での採取の際にこのような壁の場合砂や土が少し崩れてたりします。下に零れたところに風が吹いてしまったり踏んでしまったりすると粉塵が舞い上がってアスベストを吸い込んでしまう原因になるので、湿潤化を行い飛散防止を行った上でビニール等を被せて周りに飛散しないようにしましょう。【分析担当:杉田・渡部】

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