本体だけじゃない!こんなところにもアスベストが使われています【本日の分析】
《 2024年11月12日 》
本日分析した検体をご紹介いたします。
今回は公共施設の階段室に使用されていたPタイル(ビニル床タイル)です。
Pタイルは事務所や公共施設、商業施設の床や住宅の洗面所等で使用されている床材の一種で、汚れにくく耐摩耗性や耐水性が高い事から広く利用されています。


こちらを粉砕・灰化・酸処理(前処理)して分析に適したフィルターの状態にします。



さて、Pタイルの分析ではPタイルからまずクリソタイルが見つかりました。
しかしPタイルは本体だけではなく、付着している接着材からアスベストが検出されるケースも多くみられるため、ベスターでは接着剤も分けて検査を行っています。



同様に接着剤からもクリソタイルが検出されました。
今回は本体・接着剤の両方から検出されましたが、どちらも濃度があまり高くはなかったため分析結果(推定含有率)は『0.1~5%』となります。
Pタイルを分析する際は、熱を加えてタイルを溶かす事で中に含まれている繊維が見えるようになります。しかし、溶かす事でタイルの色も溶け出すため、一般的な分散色の変化と少しズレが生じるところが分析上においては注意すべき点になります。【分析担当:杉田・渡部】
【分析結果:含有】
クリソタイル(0.1~5%)

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