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アスベスト…!?と見間違えてしまう繊維【本日の分析】

《 2024年11月14日 》

本日分析した検体をご紹介いたします。

今回は岩盤浴の施設に使用されていた壁材です。
アスベストは耐熱性・耐燃性・親和性など特性があることからこういった施設にも使用されている場合があります。

こちらは専用の器具を使用して丸くくりぬかれた壁材です。
こちらを粉砕・灰化・酸処理(前処理)して分析に適したフィルターの状態にします。

フィルターからアスベストの一種であるクリソタイルを検出しました。
量としてはそう多くなく濃度も低いので分析結果(推定含有率)は『0.1~5%』となります。

今回は、アスベストの他にも形の似た鉱石が検出されましたのでそちらもご紹介させていただきます。

こちらは一見、アスベストの繊維のような形をしていますがアスベストではありません。
アスベストの種類につきましては過去の記事をご覧ください。

さて、こちらの鉱物ですが、正体は『ウォラストナイト(ワラストナイト)』という天然の鉱石です。
自然界に存在するため様々な建材に含まれているほか、樹脂やセラミックなどにもしようされています。
見た目も繊維状に見え、一見アスベストのように見えますが分析を行う上での簡単な見分け方があります。

こちらは同じ繊維を同じ設定の顕微鏡下で見ていますが、色の見え方が異なります。
ウォラストナイトの特徴のひとつで、上になる面によって、こちらのように色の見え方(伸長の符号の正負)が違って見えるという性質があります。

これを利用して、分析中に繊維を転がして上になる面を変えることで色が変化するかどうかでウォラストナイトの分別を容易に行うことができます。【分析担当:大島・大塲】

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