【基礎知識】クロシドライトについて
《 2024年5月31日 》
クロシドライトは、角閃石族に属するアスベストの一種であり、青色を帯びていることから青石綿とも呼ばれます。

特徴
・化学組成:Na₂(Fe,Mg)₆Si₈O₂₂(OH)₂
・物理的性質: 硬く非常に強靭な繊維。直径は0.1~0.2μmで他よりもやや太い。
クロシドライトは角閃石族の一種であり、非常に高い耐熱性と強度を持っています。特に耐酸性が高く、吹き付け材やセメント管などで使用されることが多くありました。
しかし非常に毒性が強く、中皮腫の発生確率が他のアスベストと比較しても群を抜いて高いことから1988(昭和63)年に輸入禁止、その後アモサイトとともに1995(平成7)年に製造と使用が禁止されました。




