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火災に耐えるために…アスベストを使用した被覆材【本日の分析】

《 2024年10月17日 》

本日分析した検体をご紹介いたします。

鉄骨造二階建て住宅の外壁に使用された梁。今回の建材はそこに使用された鉄骨を被覆する吹付材です。

骨組みの鉄骨は熱に弱く、火災があった際に建築物の重量に耐えきれず、曲がったり折れるといった問題が起きます。そのため、耐火性・断熱性の高い建材で梁や柱に使用されている鉄骨を被覆し、耐火性を持たせるよう建築基準法で定められています。
耐火被覆材である吹付けロックウールは鉄⾻に対する接着強度が弱く、施⼯後に脱落するため、つなぎ材としてアスベストが使用されている場合があります。

今回は目視でも観察できたことから、前処理を行わずに分析しています。

目視で確認はできましたが、全体的な濃度は低いように感じられましたので今回の推定含有率『0.1~5%』としています。

吹付けロックウールは非常に発じん性が高く健康への影響が懸念されることから、最も危険とされるレベル1の建材に指定されています。そのため、解体する場合には厳重な装備と慎重な作業が必要になります。
アスベストの事前調査では含有と『みなし』で処理をすることはできますが、こういった高レベルに分類される建材を処理した場合、多大な時間や処理費用がかかることがあります。みなしで判定するよりも分析で含有の有無を明らかにした方が良い場合もあるかもしれません。【分析担当:大塲・加藤】

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