アスベスト調査・報告が必要となる工事例
| 工事の種類 | 具体例 | 報告義務の条件・目安 |
|---|---|---|
| 建物の解体工事 | ・住宅、ビル、倉庫などの全解体 ・マンションの建替えに伴う解体 | 延べ床面積80㎡以上の建築物解体は報告義務あり |
| 建物の改修工事(リフォーム) | ・外壁や内壁の張替え ・天井や床の張替え ・塗装の剥離や吹き付け撤去 ・断熱材や保温材の交換 | 石綿含有建材の使用が疑われる部位を扱う工事はすべて対象(面積制限なし) |
| 建材の部分撤去 | ・吹付材の除去 ・アスベスト含有スレートの除去 ・配管被覆の撤去 | 石綿含有建材が使われている可能性がある場合は調査・報告義務あり |
| 機器の撤去や更新 | ・ボイラーの撤去・更新 ・ダクトの解体 ・煙突の取り壊し | 石綿含有の断熱材やガスケット等が使われていた場合に対象 |
| 屋根・外壁の改修 | ・スレート屋根の葺き替え ・ALCパネルの交換 ・金属サイディングの張替え | 建材にアスベストが含まれている可能性があれば対象 |
| 塗装・防水改修工事 | ・吹付け塗装の除去・剥離 ・下地材の研磨・ケレン作業 | 含有部材の削り・破壊が発生する場合は対象 |
特に注意が必要な建材例(過去にアスベストが使われていたもの)
- 吹付けアスベスト(天井裏・鉄骨梁など)
- 石綿含有スレート(屋根材・外壁材)
- ALCパネル(軽量気泡コンクリート)
- ビニル床タイル(接着剤含む)
- 配管の保温材・耐火被覆材
- ボイラー・煙突の断熱材やガスケット類
対象にならない例(参考)
- 80㎡未満の小規模住宅の解体(ただし調査義務は残る)
- 石綿が使われていないことが文書などで確認できる建材のみの改修




