レベル2。こういう断熱材にもアスベストがいます【本日の分析】
《 2025年1月10日 》
本日分析した検体をご紹介いたします。
とある小屋の屋根裏に使用されていた断熱材。スポンジやフェルトのように見える断熱材で、「ペフ」と呼ばれています。

こちらを粉砕・灰化・酸処理(前処理)して分析に適したフィルターの状態にします。



今回はクリソタイルが検出されました。
ペフような建材が持ち込まれることはしばしばございますが、検出されることは弊社としては珍しい印象です。
全体的は濃度が薄い印象でしたので、推定含有率は『0.1~5%』です。
断熱材や保温材からアスベストが検出された場合、これらはレベル2建材として扱われます。
レベル2建材は石綿含有保温材や断熱材、耐火被覆材等がありレベル1の建材よりは飛散のリスクが低くはあります。
ですが、元々が断熱や保温を目的として作成された建材であり、密度が小さく軽い素材であることが多いため、建材が崩れてしまうと広範囲に飛散する可能性が高く危険です。
そのため、レベル1建材と同様にアスベスト除去や囲い込み、封じ込め作業が必要になります。
屋根裏断熱材に関しては、量は重量的に多くは無いことが多いですが、みなし=含有ありの扱いになりますので広範囲でアスベスト除去作業を行う事になると思われます。
着工前に分析機関に分析を依頼してみるのもいいと思います。【分析担当:杉田・渡部】

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