アスベストの危険度はレベル1が一番高い!!耐火被覆材の分析【本日の分析】
《 2025年1月30日 》
本日分析した検体をご紹介いたします。
今回は建物の3階天井に使用されていた、耐火被覆材(吹付け材)の分析について紹介させて頂きます。耐火被覆材は文字通り火や熱から建材を守るため、建材の周りを被覆しているものです。もし耐火被覆を施していない鉄骨造で火災が発生してしまうと、熱により鉄骨が変形し、建物が倒壊する可能性が非常に高くなるので、鉄骨造に耐火被覆はつきものです。

今回は目視の状態でアスベスト繊維が確認できるほど多く含まれていました。そのため前処理をせずに、建材そのままの状態で分析しています。



クリソタイル繊維



トレモライト繊維
表面写真、灰色の部位を見てみるとクリソタイル含有していました。また、白い箇所は上記のようなトレモライトの繊維の塊でした。
クリソタイルの推定含有率は『0.1~5%』です。
トレモライトの推定含有率は『5~50%』です。
吹付材は以前に紹介させて頂いた通り、非常に発塵性が高く、最も危険とされるレベル1の建材になります。今回の検体のようにアスベスト繊維の塊として検出されるほど高濃度なこともあります。なので作業者の安全性を確保するためにも吹付材を見つけた際には是非、分析をしてアスベスト含有の有無をはっきりさせる事をおすすめいたします。
【分析担当:杉田・渡部】
【分析結果:含有】
クリソタイル(0.1~5%)
トレモライト(5~50%)

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